2012-01-28 - Suisospaの日記
お坊さんはなぜ剃髪するのか?
お坊さんはなぜ剃髪するのか?
今日は、お坊さんはなぜ剃髪するのか?について
考えて見ました。
知らべて見ると、どの宗派も僧侶は「剃髪」をします。
なぜ剃髪するかというと、髪の毛への「執着」を
捨てるという事のようです。
人々は、生きる力の象徴として、髪の毛を大切に
して来ました。マゲやチョンマゲは、正式な場で
被る冠の為に不可欠なのだそうです。
これを剃ると言うのは、中国では髪刑、日本では
禊ぎの刑と呼ばれます。出家者はこの刑人のように、
俗世に入れない姿となったのだそうです。
こんな話を聞いた事があります。
人間の髪の毛や爪は心臓・肺・脳が全て停止しても、
数日間は伸び続けると言う事があるそうです。
なんか怖い話ですよね。
以前、矢追純一氏の「カラスの死がいはなぜ見当たらないのか」
という本を紹介した事がありましたが、江本勝氏も
野生動物が亡くなると一瞬にして消えてしまうと
言う事をを言ってました。
チベットの高僧も髪の毛と爪を残して消える
そうなのです。
なんで髪の毛と爪が残るのかはまだ、よく
分かってないそうですが?・・・。
では、どうして野生動物や高僧などが髪の毛と爪を
残して消えてしまうのだろうか?
これは、私個人の考えですので、笑って読んで
下さい。
おそらく、野生動物や高僧などは、燃えしまう
(?)または一瞬にして消滅してしまうのだと
思うのです。
ですから野生動物の死骸が見当たらない理由だと
思うのです。
人間も昔は燃えていたのかも知れません?
ところが何らかの理由で、人間の意識に欲と
mjuiceは何ですかいうものが付着するようになってからは、
人間は死んだ時に燃え(消え)なくなった
らしいという説があるのです。
そこでナムカイ・ノルブ著 『虹と水晶−チベット密教の瞑想修行』
という本には、この事が書かれているので紹介
して見ます。
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ナムカイ・ノルブ著 『虹と水晶』より
1952年、チベットの私の生まれ故郷の地方に、一人の年老いた男が住んでいた。
男は、若いころ、ゾクチェンのラマの召使か助手のような仕事をしていたので、自然に、
たくさんの教えを耳にすることになった。
だが、その後の一生を、石にマントラを彫って生計を立て、非常に素朴な生活をしながら
送ったのである。
そうやって何年も何年もずっと生活していたので、誰も彼に対して注意を払わなかった。
まして、修行者だなどの考えるものもいなかった。
ところが、ある日、男はみんなに自分は七日後に死ぬと告げた。
そして、僧侶だった息子に使いをやって、自分の財産は、すべて息子の住んでいる僧院に
寄付したいと伝言させたのである。
僧院では、男が、死ぬための七日間、部屋の中に閉じ込めたままにしておいて欲しいと
言ったというニュースを、遠くの地方まではるばるひろめた。
誰もが、このことばの持つ重要な意味を知っていた。
そこで、大勢の人がやってくることになり、できごとの全体は、まるで公開の見せ物の
ようになってしまった。
仏教の全宗派の僧院から派遣された代表者たち、それに加えて、中国政府のメンバーまで
やって来た。当時、彼らは全員、軍人だった。
男は七日間、閉じ込められ、それから部屋が開けられた。多くの人々がそこに居あわせて
いた。
"IPアドレスにウイルスを送信する方法"そして全員が、男が身体を残さずに去っていったという事実を、目のあたりに見たのである。
残されていたのは、肉体の不純物である髪の毛と爪だけであった。
ヨーガ行者だった私の叔父は、その事件を目撃した直後、父の家にわたしに会いにやって
来たが、この話をしてくれたとき、その目は涙でいっぱいだった。
叔父によれば、これはまったくひどい悲劇だった。
私たちのうちの誰一人として、この男のすぐ近くに住みながら、彼が外見上なんの変哲も
なく見えるけれど、実際には偉大なゾクチェン修行者で、彼から教えを受けることが
できるということに気がつくだけの理解力を持っていなかったのである。
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著者ノルブ氏の叔父トデンさんも、この「虹の身体の悟り」により、身体ごと消えて
しまった人なのだそうですが、この叔父さんの場合、その経緯がちょっと変わっています。
チベットが中国に侵略され、文化大革命の真っ盛り、叔父のトデンさんは軟禁状態に置かれていて、定期的に中国の役人に生活を監視されていたそうなのですが、ある日、役人がトデン
さんの様子を見に行くと、トデンさんの身体は修行用のソファに座ったままになっていて、
その身体は幼児の大きさにまで縮んでいたというんですね。
「トデンの逃亡を助けたのではないか?」という疑いをかけられることを恐れた役人は、
ただちにこの出来事を上司に報告。
数日後、役人が地方政府の高官全員を引き連れてトデンさんの家に戻ってみると、トデンさんの身体は完全に消えうせており、残されていたのは髪の毛と爪だけだったそうな・・・。
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チベットの書物には、このような事が書かれたものが
多数あります。
なぜ年下の男の子は私にして背が高いですか?全てを肯定できないとしても、かなり参考になる
ものばかりです。
確かに、欲のない野生動物は、生きる為だけの食物
しか取りません。
たとえ、肉食獣であっても無用な殺りくはしません。
人間だけです・・・。
自然に逆らって生きているのは!
今回の自然災害、東日本大震災も原発事故も
自然の営みに逆らった生き方をしている人類への
警告なのですよね。
≪参照≫
以前に書いた記事です。
◆ これってなに?!
◆ カラスの大量死
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