遺伝子組み換えの動植物の問題に関しては、これまでも「遺伝子組み換え(GM)作物」、「遺伝子組み換え魚」、「遺伝子組み換え蚊」、「遺伝子組み換え生物たち」などをお伝えしてきましたが、どれもみんなこれから私たちが生きていく上で、心配で不安な問題ばかりです。
いつもお話しすることですが、〔You are what you eat=あなたは「食べたもの」で出来ている〕わけですから、「食」の問題は何にも増して重要だと思います。
その「食」の問題で新たな動きがありました。皆さんご存知だと思いますが、今月からハワイ産の遺伝子組み換えパパイヤが輸入解禁となりました。また、種子や苗についても順次解禁される見通しです。
既にこれまでも日本におけるGM作物に関しては、大豆やトウモロコシなど7作物158品種が認可されており、それらの輸入品が飼料や食用油などに加工され使用されています。
でも、生食用の生鮮青果の遺伝子組み換え作物(GMパパイヤ)が輸入されるのは、初めてのことになります。これを皮切りにいろいろなGM作物が輸入され拡大していくことが危惧されます。
ところで、皆さんご存知でしたか?日本の牛や豚、鶏などの家畜の餌用飼料のほぼ全数と言ってもよいぐらいが、既にGM作物だということを。日本が、米国からのGMトウモロコシの最大の輸入大国だという現実を。もはや唖然とするしかないですよね。(恐)
そのGM飼料を食べて育った牛や豚、鶏などの食肉を、私たちが日ごろ口にしているわけです。
遺伝子組み換えの問題点はいろいろ挙げられますが、長期的な人間の健康への影響、生態系への影響、環境への影響などが言われています。
また、GM作物でよく言われることは、種子を収穫することが出来ない一世代限りのものなので、毎年GM種子を買い続けなければいけない。つまりGMによる「食の奴隷化」があります。(食を制すものが世界を制す)
なのでアメリカが国策で推進し、世界最大の種子メーカーであり、GM作物メーカーである悪名高いモンサント社らを通じて発展途上国や新興国などへ、普及拡大をはかっているのはご存知の通りです。
日本も農協や種子メーカーがモンサント社の資本系列化にあると言われており、「種子が収穫出来ないGM」、また「雄しべが出来ないF1種」などが堰を切ったように、ぞくぞく入ってくるものと思われます。
雄しべが出来ないF1種は人間の男性不妊の一因となり、また種子が採れないGMは男女の不妊の一因になりはしないか?と心配する向きは私だけでしょうか?(男女の不妊問題についてはいずれ記事にしたいと思います)
今回のGMパパイヤの輸入解禁に際し、日本の食品安全委員会は2009年7月、「人の健康を損なう恐れはない」と結論。また、種子や苗についても農水省が2010年5月、「生物多様性や環境への影響はない」と結論しています。
でも、とうのハワイでは、GM作物の花粉が非組み換え作物に受粉する「交雑」が起こり、生産者側が「汚染」されたと指摘する問題が発生しています。これは氷山の一角ですが、自然界におけるGMによる「交雑」は必ず起こると思います。
それが固定種(在来種)を駆逐してしまう恐れがありますので、結果として生物多様性に多大な影響を与えてしまう可能性が考えられ、最終的には生態系や地球環境に対する人類史上かつてない未曾有の影響が懸念されます。
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